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迫る米大統領選〜政治とメディアの分断の行方

11:30 - 13:00 (JST)

スマートニュースは、10月29日(木)11:30からオンラインで、米国の政治とメディアに関する有識者をお招きし、公開シンポジウム「迫る米大統領選政治とメディアの分断の行方」を開催いたします。

11月3日の米大統領選の投票日を控え、候補者同士の激しい選挙戦が続いています。 トランプ大統領(共和党)、バイデン元副大統領(民主党)のどちらが勝利するのかは、もちろん世界的な関心事です。ただ、それ以上に、コロナ禍で分断や格差が広がる中、選挙後のアメリカ社会はどうなるのか、その行方が気になる方々も多いのではないでしょうか。
本イベントは、第一部(米国大統領選挙に向けた議論)と第二部(スマートニュースの取り組みのご紹介)の二部構成で実施します。
第一部では、分断が進む米国の政治や社会の現状や選挙後に予想される姿、分断を乗り越えるためにメディアはどうあるべきか、大統領がどちらになるかで日米関係がどう変化するか、などについて、日米の著名な政治やメディアの専門家をお招きして、議論を深めたいと思います。
第二部では、当社が、米国においてユーザーに対して保守とリベラルの双方の視点のニュースを提供したり、有権者の投票をサポートしたりする機能を開発した背景についてご紹介します。
プログラムは以下の通りです。

Keynote:冒頭スピーチ 当社ヴァイス・プレジデント コンテンツ担当 Rich Jaroslovsky
イベント冒頭、当社のヴァイス・プレジデント コンテンツ担当でありチーフジャーナリストのRich Jaroslovsky (リッチ・ジャロスロフスキー)がスピーチします。 Rich Jaroslovskyは、米紙Wall Street Journalのホワイトハウス担当記者などの経験を通じ、長期間にわたり米国政治をウオッチしつつ、オンラインニュースメディア「The Wall Street Journal Online(WSJ.com)」を立ち上げました。 また、デジタルジャーナリズムに関する世界最大の組織であるOnline News Association(ONA)を創設し、初代会長を務めました。 そうした経験も踏まえ、大統領選の終盤の情勢や、政治・社会の分断状況について語ります。

第一部:日米専門家による討論 久保教授・前嶋教授・Iyengar教授ら
日米の専門家を招き、「米国の分断の行方」「日米・米中関係」「メディアの役割と可能性」などをテーマにパネルディスカッションを行います。 日本からは、米国政治を専門に研究されている久保文明教授(東京大学)と前嶋和弘教授(上智大学)、米国からは世論・マスメディア研究の第一人者であるShanto Iyengar教授(スタンフォード大学)をお招きします。 モデレーターは、当社メディア研究所研究主幹の山脇岳志(元朝日新聞アメリカ総局長、京都大学大学院特任教授)が務め、冒頭スピーチを行うRich Jaroslovskyも議論に加わります。

第二部:スマートニュースの挑戦
米国では、2016年の大統領選挙を境に、米国社会で保守層とリベラル層の分断が一層注目されるようになりました。当社は、米国において、2019年9月から、両方の視点を比較できる「News From All Sides」という機能を提供しています。 2020年1月には、本年の大統領選挙に向けた特設チャンネル「Election 2020」を開設し、9月には米国ユーザーの投票をサポートする情報を包括的に届ける機能の提供を開始しました。 第二部では、当社Product ManagerのK Iwasakiと、Software Engineer in Web Technologyを務めるRicky Millerが、こうした機能の紹介と開発の背景についてご紹介します。

※各セッションとも、当日ご案内する同時通訳の無料アプリを使っていただくことで、日本語でお聞きいただけます。

Speakers

久保 文明 教授

東京大学大学院法学政治学研究科教授

東京大学卒業、法学博士。東京大学法学部助手、筑波大学社会科学系講師・助教授、慶應義塾大学法学部助教授・教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。2009年、パリ政治学院招聘教授。2014年、米ウッドロー・ウィルソンセンター研究員。そのほか、日米文化教育交流会議(カルコン)委員、慶應義塾大学客員教授、日本国際問題研究所客員研究員などを兼任。2001-02年、内閣総理大臣私的懇談会「首相公選制を考える懇談会」委員。2014年より内閣府宇宙政策委員会宇宙安全保障部会(前・基本政策部会)委員。2016年より18までアメリカ学会会長。

前嶋 和弘 教授

上智大学総合グローバル学部教授

専門はアメリカ現代政治外交。上智大学外国語学部英語学科卒業後、ジョージタウン大学大学院政治修士課程修了(MA)、メリーランド大学大学院政治学博士課程修了(Ph.D.)。主要著作は『アメリカ政治とメディア:政治のインフラから政治の主役になるマスメディア』(単著,北樹出版,2011年)、『ネット選挙が変える政治と社会:日米韓における新たな「公共圏」の姿』(共編著,慶応義塾大学出版会,2013年)、『現代アメリカ政治とメディア』(共編著,東洋経済新報社,2019年)、『危機のアメリカ「選挙デモクラシー」:社会経済変化からトランプ現象へ』(共編著,東信堂,2020年)など。

Shanto Iyengar 教授

スタンフォード大学Political Science教授

政治学の教授であり、政治コミュニケーション・ラボラトリーの所長。専門分野は、民主主義社会におけるマスメディアの役割、世論、政治心理学など。また世論の分野で最も優れた本としてアメリカ政治学会のフィリップ・コンバース賞、マレー・エデルマン生涯功労賞、ハーバード大学のゴールドスミス・ブック賞など、いくつかの専門的な賞を受賞。『News That Matters』(シカゴ大学出版局、1987年)、『Is Anyone Responsible? シカゴ大学出版局、1991年)、政治心理学の探求(デューク大学出版局、1995年)、ゴーイングネガティブ(フリープレス、1995年)、およびメディア政治。A Citizen’s Guide』(ノートン、2011年)など。

注意事項

・ 参加目的が不適切だと判断される場合には、運営側で参加をキャンセルさせていただく場合がございます。

・当セッションではなるべく突っ込んだ話をするため、セッションの内容を SNS に投稿することはご遠慮いただいております(感想の投稿はしていただいて大丈夫です!)

・当日は録画をさせていただきますが、社内のみで閲覧させていただき、外部に共有することはありませんのでご安心ください。

プライバシーポリシー

本イベントで収集した情報はスマートニュース株式会社が収集して管理しています。 ご入力頂いた個人情報は下記目的及び当社のプライバシーポリシーに則り管理し、本件のみに利用します。

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