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「当たり前を、やり遂げる」──責任感を結果に、グローバルな信頼を生む|SmartNews Igniterの働き方

2025年11日05日

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スマートニュースには、会社のCore Values(コアバリュー)を体現する従業員を毎月称える「SmartNews Igniter(スマートニュース・イグナイター)」という制度があります。今回ご紹介するのは、そのひとりである熊木 磨由さん。

熊木さんの今回の受賞理由は「どんなミッションにも一貫して前向きな姿勢で取り組み、関係者と強い信頼関係を築き、最後までやり遂げる」こと。しかし、本人に尋ねると「目立つプロジェクトをしたわけではないので、選ばれた時は本当に驚きました」という意外な答えが返ってきました。大きなプロジェクトの成功だけが評価されるわけではない。日々の業務に真摯に向き合い、着実にやり遂げる。その一貫した姿勢こそが、グローバルな組織を動かす信頼の土台となるのです。彼女の言葉から、スマートニュースが大切にするCore Valuesのひとつである「Outcome Obsesion / 結果への執着」を紐解きます。


【Profile】
熊木 磨由(くまき まゆ)Manager, US HR Operations 
日系米国企業でのリクルーティング経験を経て、スマートニュース株式会社に入社。当時は数名だったUSオフィスの立ち上げ期を、HR領域を中心に、コーポレート部門のカウンターパートなど、幅広い役割を担う。関係者と強い信頼関係を築き、何事にも責任感を持ってやり遂げる姿勢が評価され、2025年7月「SmartNews Igniter」に選出される。現在はUS HR OperationsのManagerとして、給与計算から入退社サポートまで、US従業員のエンプロイーライフサイクル全般を担っている。

15人のオフィスから、グローバルなHRチームへ

―SmartNews Igniter受賞、おめでとうございます! まず、Mayuさんが率いる「US HR Operations」のミッションについて教えてください。

ありがとうございます。USのHRオペレーションチームは現在2名体制です。従業員の入社から退職まで、その間の給与支払いなどのコアなオペレーションを含めたさまざまなサポートをしています。幅広い領域をカバーしており、多くのチームと持ちつ持たれつの関係で、日々協力しながら業務を進めています。

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―どのような経緯でスマートニュースに?

前職はリクルーティング関係の日系企業で、サンフランシスコを拠点に約10年働いていました。メキシコへの進出なども経験して10年の節目で退職。その際、当時スマートニュースのリクルーティングを手伝っていたエージェントから声をかけられたのがきっかけです。

入社当時はUSオフィスの従業員が15〜6人しかおらず、面接の一環でオフィスでのランチに誘ってもらったんです。どのチーム所属であるかに拘らず、全員でランチを買いに行き、オフィスに戻って一緒に食べるという経験をして一体感を感じました。

また、ランチの最中に、会社のミッションについて誰しもが熱く語っている姿が強く印象に残りました。この体験を経て、私もこの人たちと働きたいと強く思い、入社することを決めました。面接の時点でスマートニュースのリーダーの方々とお話できたことも、転職の決断を後押ししてくれましたね。

「当たり前」をやり遂げる責任感

―今回、Igniterに選ばれたご自身の行動について、思い当たるエピソードはありますか? 

正直なところ、最近なにか特別なプロジェクトを担当したわけではないので、自分では思い当たりません(笑)。なので、普段の仕事ぶりを評価していただけたのであれば、表に出ないところまで考慮されていてすごいなと感じています。

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―まさしく、特定のプロジェクトというより、困難な状況でも日々のHR業務に一貫して責任を持って取り組み、必ず完遂する姿勢そのものが高く評価されたと聞いています。

HRという仕事の性質上、終わりまでやり遂げなければならないタスクばかりなんです。デッドラインが明確な仕事も多いので、そこに向かってやり切ることが大前提になっていまして。慎重に扱うべき仕事も少なくないので、期日だけではなくコミュニケーション方法や進め方もしっかり検討し、着実にこなす必要があります。

人が関わることなので、仕事を完遂することは私たちの日常であり、責任だと思っています。

―困難な状況で、どのように関係者との協力を取り付けていますか?

まず、サプライズを避けることを何よりも大切にしています。何かサポートをお願いする必要がある相手には、問題が大きくなる前に必ず「Heads up(事前共有)」を入れるようにしています。サプライズでお願いすると、相手も受け入れるのに時間がかかってしまいますから。

特に関わりの多いメンバーやチームとは、定期的に情報共有をし、常にサプライズにならないよう、先回りすることを心がけています。また、重要な事項においては短時間でも会議をするなど、関係者全員が認識を揃えて進められるように努めています。

小さな会話の積み重ねが、信頼を生む

―その責任感は、Core Valuesのひとつ「Outcome Obsession」に繋がりますね。

そうですね。HRの仕事はゴールが明確に見えているものが多く、自然と結果にコミットしやすいのかもしれません。だからこそ「Outcome Obsession」は常に意識しています。

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実は私、夏休みの宿題は最後まで計画的にできないタイプなんです(笑)。でも、仕事に関しては別。カレンダーでタスクを管理し、毎日進捗をチェックし、期日までに必ずやり遂げるという強い思いで取り組んでいます。また、抜け漏れがあってはいけないので、あらかじめ関係者間で懸念事項や不明点を洗い出し、それらもしっかりとタスクに落とし込んでおくことを意識していますね。

もちろん、急ぎの対応が必要な仕事が発生することもありますし、どうしても忙しいと、ギリギリまで押してしまう仕事もありますが、どれも必ずやりきっています。

―多様なバックグラウンドを持つメンバーと「強い信頼関係を築く」秘訣はありますか?

入社した当時から、文化の違いによる壁のようなものはあまり感じませんでした。なので、あまり意識したことはないのですが、会う機会があればきちんと挨拶をしたり、日本にいる方々とはSlackで意識的に話したり、「ご無沙汰しない」ようには心がけています。日々の小さなコミュニケーションの積み重ねが大切なのかもしれません。

オフィスにいる日はほかのチームのメンバーと雑談をしたり、カジュアルなオンラインミーティングで近況確認をすることもありますよ。仕事の話はもちろんですが、個性的なメンバーが多いので、趣味や私生活の話で盛り上がることも少なくありません。すこしでも互いのことを知っていると、仕事のコミュニケーションもスムーズになるのではと感じています。

チームのメンバーとは、ときどき飲みに行ったりもします。プライベートでラスベガスに旅行に行ったこともあるくらい、仲がいいんです(笑)。仕事はきっちりやる、でも遊ぶところはちゃんと遊ぶ。そういうバランスも大切にしています。

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ジェネラリスト集団から、プロフェッショナル組織へ

―入社当時と比べて、会社はどのように変化しましたか? 

私が入社した頃は、みんなの守備範囲がとても広く、全員が新しいことを日々学びながら、さまざまな業務をこなすジェネラリストの集団でした。今はそれぞれの領域に専門性を持ったプロフェッショナルが増え、より確立された組織になってきたと感じています。

これからさらに会社が成長し、組織が大きくなり、従業員同士の繋がりが希薄になる可能性もあるなかで、今後は個人の専門性を共有し、社内で互いに学び合える機会を意識的につくっていくことが大切だと考えています。

従業員同士の信頼を強め、協力関係を維持し、互いから学び続けることが、会社と個人のさらなる成長に繋がると信じています。

―最後に、未来の仲間にメッセージをお願いします。

スマートニュースは今、従業員体験をさらに向上させるためのプロジェクトに取り組んでいます。入社から退職までのみなさんのジャーニーを、より良いものにしようと日々改善を続けているので、ぜひその体験をしに来てください。スマートニュースをより働きがいのある職場にし、みなさんとともに成長していけたら嬉しいです。

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取材 / 文 / 撮影 = Inside SmartNews編集部(梅田)

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