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「私が盾になる」。ゼロからチームを育て、評価に思いを込めるマネージャーたちの葛藤と親ごころ

2026年06月30日

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今回登場するのは、インハウスの通訳チームをゼロから立ち上げたマネージャーと、2つのグローバルチームをまとめるシニアマネージャー。LINE、Googleと異なる経歴をもつ管理職のふたりが、マネージャーになったきっかけや葛藤を赤裸々に語ってくれました。

プロフィール

山移 怜

山移 怜

Lei Yamautsuri

People & Culture Division
Head of Culture & Communication, Communication Design

慶應義塾大学卒業後、新卒で富士通株式会社にシステムエンジニアとして入社 。退職後、フリーランスの通訳者として14年間経験を積んだのち、2015年1月にLINE(現 LINEヤフー株式会社)に入社。日英通訳チームのマネージャーやグローバルPRを兼任。2018年9月にスマートニュース入社後は、通訳翻訳チームをゼロから立ち上げ、最大10名規模にまで成長させた実績を持つ。現在はCommunication DesignチームのHeadとして、社内コミュニケーションや社内文化の醸成を担当。

荒木 祐子

荒木 祐子

Yuko Araki

Business Acceleration & Integrity Division
Senior Manager, US Integrity Operations-Policy

慶應義塾大学大学院卒業後、海外留学を経て現代アートの支援やITベンダー企業でのオペレーションに従事。ITソフトウェア企業でのグローバルプロジェクトサポートを経て、2006年にGoogleに入社。Strategistとして「Google検索」やGoogle Shoppingのプロダクト品質管理を担当した。子育てと自身のキャリアの発展を模索するなかで、2017年11月にスマートニュースに入社 。現在はUS Integrity OperationsとPolicyの2つのチームでSenior Managerとして合計12名ほどのメンバーを率い、アプリの品質確保のためのポリシー作成や、US版 SmartNewsの品質を守るオペレーション業務をアシストしている。

なぜ、LINEとGoogleからスマートニュースへ?

― おふたりはLINE、Googleといった企業でのキャリアをお持ちですが、なぜスマートニュースを選んだのでしょうか?

Leiさん: 前職のLINEで通訳翻訳チームのマネージャーとして働いていた頃、先にLINEからスマートニュースへ転職した当時のVice Presidentだった知人からランチに誘われたのがきっかけです。「スマートニュースがグローバル展開を目指すにあたって、英語をファースト言語にしたいけど日本語しか話せない人もいる。LINEにあるような通訳翻訳チームを立ち上げたいので知見を貸してほしい」とランチに誘っていただきました。

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その席で、外部のフリーランスに委託するのかインハウスでチームをつくるかという議論になり、私は「インハウスでチームをもつことこそが、会社の姿勢やインクルーシブなカルチャーへの覚悟を示すことになる」とお話をしたんです。

そんなきっかけでスマートニュースという会社で働くこと自体に興味をもつようになって。学校でも職場でもこれまでの人生において、人の縁をなにより大切にしてきたので、スマートニュースにもそうした不思議な縁をビビビッと感じて応募を決めました。

Yukoさん: 私はGoogleで働いていた当時、4歳の子どもを育てるなかで、環境を変えずにキャリアを発展させていくことの難しさを感じていました。そこで、じっくりキャリアを考え直すために、約10年勤めたGoogleを退職しました。

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― Googleを辞めることに、迷いや葛藤はなかったんですか?

Yukoさん: 葛藤はものすごくあって、その決断をするまで半年以上悩みました。「この先のキャリアをジャンプアップさせるなら、アメリカに行くとかじゃないと。でも、子どもも小さくて、夫の仕事のこともあるし、アメリカに行くのは選択肢としては無い。これは別の機会を模索しないと……」と悶々としていました。

そんなとき、スマートニュースが数ある選択肢の一社として浮上してきました。

前職はアメリカに本社があったため、本社のグローバル方針に従ってプロダクトをつくり、日本でローカライズするのが基本でした。しかし、それが必ずしも日本のユーザーを幸せにするとは限らないと感じるシーンもあって、そのギャップに疑問を感じている自分がいたんです。

スマートニュースは日本発の会社でありながら、2014年頃からアメリカにオフィスがあって、これからよりグローバルに展開していきたい時期でもありました。日本発のプロダクトをアメリカに展開していくなら、自分が本当に誇りをもってやりたいことができるかもしれない、と感じたのが大きな決め手です。

また、2017年当時のスマートニュースは「自分が貢献できることが無限にありそうだな」と感じ、自分の経験を必ず周りのために役立てられる環境だと思えたことも魅力的でした。

メンバーが成長する感動。自分が盾になる覚悟

― スマートニュースではどういった経緯でマネージャーになったのでしょうか?

Leiさん: 入社した当初はまだ社内に通訳チームがなく、そもそもチームが必要かもわからない手探りの状態だったため、まずは社内の状況を知ることからスタートしました。その後、やはりチームが必要だという判断になり、通訳メンバーを採用しながら予約システムや社内ルールの構築を進めていきました。チームは最大10名ほどの組織にまで成長。これが、今のスマートニュースに必要不可欠な「Global Language Solutions(以下、GLS)」というチームです。
※[GLS関連記事] AI時代に「ひと」の通訳者ができること

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私がGLSのマネージャーをしていた頃に入社したメンバーが、今ではマネージャーに昇進しまして。GLSはもう私の手から離れています。チームを立ち上げて成長させるのは、子育てに似ているなと感じています。私は20歳・18歳・14歳の子どもが3人いるんですが、子どもが成長して巣立っていくのを見守れたような感覚で、本当に誇らしいです。

現在は、人事部のなかでCommunication Designチームのマネージャーとして、全社集会の企画運営といった社内コミュニケーションや会社のカルチャー醸成などを幅広く担当しています。ご覧いただいているInside SmartNewsもそのひとつです。

現在のチームメンバーからは「Leiさんはアイデアが思い浮かんだらまずは行動してみて、そこからチューニングするタイプ」と言われています(笑)。「まずはやってみる」というスタンスは、前職の頃からずっと変わっていません。

― スタートアップにはこの上なくフィットしたスタンスかもしれませんね。Yukoさんはいかがでしょうか?

Yukoさん: 私は現在、プロダクトと広告の両方について、ユーザー目線・品質目線でSmartNewsアプリの品質を形作っていくためのルールづくりを担当しています。また、日本の立場からSmartNewsアプリのUS版のオペレーションを行うチームのマネージャーをアシストする役割も担っています。

ただ私、元々マネージャーには全然関心がなかったんです。なんなら、ずっとプレイヤーでいたかった。

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でも、転職活動を通して「そっか。この年齢層にはマネジメント経験が求められているんだ……」と痛感することになります。そんななか、スマートニュースの選考時には「最初はプレイヤーとしての役割ですが、組織が大きくなったら管理職もお任せしたい」と話をいただき、まさに渡りに船だなと。それならプレイヤーとして貢献しながらマネジメント職に向けてギャップを埋めていけるな、とちょうど良い温度感で入社を決めました。

― 結果的に、マネージャーになってからはどんなことを感じましたか?

Yukoさん:マネージャーを経験するなかで、上のレイヤーの方針や考えを自分なりに解釈して現場に落とし込んでいく「媒介者」としての役割の重要性を理解するようになりました。

また、マネージャーになるまでは、何かを主張したり断ったりするのが苦手な性格だったんです。ただ、自分が盾にならないとメンバーを困らせるシーンが多々あることに気づきました。それからは、マネージャーとしての「スイッチ」を自分のなかで切り替えられるようになりました。

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でもそれって、すべてに反発するとかただただメンバーを守るとかそういう話ではないんです。大事なのは、ユーザーを守れるか守れないかという本質的な部分。あとは、会社のあるべき方向性からずれてしまう懸念がある場合などは、しっかりと自分のスタンスで線引きを伝えるようにしています。伝える相手はあくまでも、同じミッションの実現に向けて熱を燃やす仲間なので。

評価は、メンバーへの「ラブレター」だと思う

― マネージャーをやっていて一番たいへんだと感じるのはどんな瞬間でしょう?

Yukoさん:やっぱり評価ですね。一方で、マネージャーがやれる本当に大事な役割は「評価」と「採用」だけだと思っています。毎回パフォーマンスレビューを行うときは、ラブレターを書く気持ちで一人ひとりの評価に向き合っていますね。評価はメンバーの成長を一緒に喜ぶためのものだと感じています。

Leiさん: 評価に対する姿勢は私もまったく同じで、評価は「その人の成長のために行うもの」だと思っています。これも子育てとすごく似ていて、将来成功して自立してほしいという母親のような気持ちでメンバーを見ている感覚なんです。

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― 子育てをしながら、マネージャーとして働くことに関して思うことはありますか?

Yukoさん:働きやすさという点では、私の職種はオペレーション系なので女性社員が多いという前提はありますが……。これまでのキャリアを振り返っても、スマートニュースで女性だから働きにくいと感じたことはほとんどありません。

Leiさん: 私も個人的にはネガティブに感じたことはありません。重要なミーティングで女性が私一人しかいない場面もありますが、だからといって発言しにくい雰囲気は無いです。スマートニュースにはフレックス勤務制度がありますし、看護休暇なども整っているので、心配することなく働きやすい環境だと思います。

自分が新卒だった頃はまだ「総合職・一般職」という枠組みがあり、女性のキャリアの選択肢が限られている時代でした。そんな窮屈な環境を見てきたからこそ、性別やライフステージにとらわれず、誰もがフラットに挑戦できる場所であってほしいという思いが人一倍強いのだと思います。スマートニュースもそういう会社であり続けてほしいという気持ちから、社内でのDEIBの活動にも取り組んでいます。

※[DEIB参考記事1] 自分らしく働ける環境を、みんなでつくる。 SmartNews Women's Communityの歩み
※[DEIB参考記事2] 立派な宣言より、毎日のすこしの歩み寄り。国際女性デーから考えるスマートニュースの「Give to Gain」な働き方

― 最後に、これからどのような人に仲間になってほしいですか?

Leiさん: 何よりも「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」という会社のミッションに共感していることが大前提です。このミッションを通して社会を変えたいという熱いパッションを持っている人にぜひ来ていただきたいなと思います。あとは成長意欲を持っている人ですね。

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Yukoさん: 私もLeiさんと同じですね。それに付け加えるとするならば、スマートニュースで活躍できるのは、「日々の変化を楽しめる人」だと思います 。組織やプロダクトが日々変化していく環境なので、そんな変化を一緒に乗り越えていきたいと思います。



スマートニュースで働くことにすこしでも興味をもっていただいた方は、ぜひ
募集職種からお気軽にご応募ください。

取材 / 文 = Talent Acquisition Operations (小笠原)
編集 / 撮影 = Inside SmartNews編集部(花井)

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